<高校2年生Aさん>
「中3の時の夏期講習はキツかったはずなんだけど、実際はそういう記憶は無いんですよね。確かに普通の授業の無い日に講習が入っていたから、休みは一週間に一日しかなかった。
そう考えるとものすごく大変だったように聞こえるけれども、昼に夏期講習を受けた後で、友達と一緒に自習室で勉強する事もあった。回りのみんなも頑張っているから、自分も頑張らなくっちゃと思っていたのかもしれない。
それに2学期になってからも学校が休みの日には、塾の自習室で勉強するようになった。同じような友達も来ていたから、受験が近づいてもメンタルの面で追い込まれずにすんだのは大きかったと思います」
< 高校生3年B君>
「中3になった時『自分のペースで勉強する』と母に言ったのに、一学期には全然しなかったんです。で母が先生に相談して『中学校の期末試験で自己最高の得点か順位が取れなかったら、夏休みは塾の自習室に毎日通う』という約束をさせられました。当然、自己最高の結果が出るわけもなく、夏休み中の自習室缶詰めが決定しました。
でもその初日、夏期講習が終わってからしらばっくれて帰ろうとしたんです。すると先生が「何で帰ろうとしているんだ」と立ちはだかってくれました。「いえっ、あのっ、今日は用事が…」とごまかそうとしたら「一度決めた約束を破るのか。早く自習室に行け」とダメを押されました。その時に「楽しい夏休みという妄想は終わった」訳です。
でも、その日以降は自分から自習室に通いました。勉強しなければならないのに動けなかった自分が動くきっかけになった約束でした。おかげで夏休み明けの模擬試験では自己最高の結果を出して、2学期以降の受験生生活を比較的余裕を持って過ごせたと思います」