こんにちは。シリーズ4回目の話です。
Q「さてここまで話を聞いてきて、順調な高校生活だけれども、
卒業後の進路とかはどうかんがえているかな?」
「まあ『自由な校風』と『大学進学を考えたい』ということで決めたH高校だよね」
「まだ1学期が終わっただけだから、そう簡単には方向性が見えてきたということもないかもと思うけど」
A「そうですね。はっきりと『これだ!』っていうのはありません」
「ただこういう『自由』の中にいると『将来も自分で自分の仕事を組み立てられたらいいなあ』って思っています」
Q「それってどういうことかな? もう少し話してくれる」
A「ええっと、つまり会社や役所のような中に入って仕事をするよりも、独立して仕事をする方が自分には向いているかもって思います」
Q「なるほどねえ。友達ともそんな話をするのかな?」
A「はっきり言って中学校の時よりも多くなりましたね。ほとんど大学進学希望者ですし、話しもそれに合った内容が多いです」
Q「そうかあ、なかなか良い刺激を受けているみたいだね.
で、具体的には何か考えている職業とかはあるのかな?」
A「中3の秋みんなの志望校が決まった頃、先生が商業高校志望の人から『商業高校を出てお金を稼ぐには?」って聞かれたじゃないですか」
「先生は『高校で簿記や会計を学習して、大学で職業会計人を目指すっていうのもあるぞ、勉強は大変だけど』って答えましたよね」
Q「あ~っ、そんなこともあったねえ」
A「でその時に『私は数学苦手だから無理』って言ったら、先生が『四則計算が基本だから十分対応できるはず』って答えてました」
「それで先日、将来の事を考えたら『会計人じゃなくても、何か資格を取って仕事をするのも魅力的だよね』って思いました」
Q「なるほど、そうすると『何か資格を取って将来の仕事を考えたい』っていうのが現在の希望進路かな?」
A「そうですね。ただまだ具体的に何をしたい、という事はありません」
「それに、ひょっとしたら後で全然違う進路先や職業を希望するかもしれません。まだ絶対にこれっていう訳ではないので」
Q「それでも『何になりたいかなんてわかんない』って言っていた中学生の時に比べたら、大進歩じゃないかな。
という訳で、友人との交流など良い高校生活の中、彼女は着実に進歩しているようです。