こんにちは。
前回に引き続き新指導要領による改訂教科書のお話しです。
本日は中学2年生の英語です。
では前回同様、項目別にその内容を探っていきます。
Unit0 中1の復習(be動詞の過去形・there is/are構文)
Unit1 未来形(be going to/will)・第四文型・第五文型
Unit2 接続詞when/if/that/because・助動詞may・Could you ~?
Unit3 to不定詞(副詞的用法・形容詞的用法)・it + to不定詞
Unit4 have to・助動詞must
Unit5 疑問詞 + to不定詞・動詞 + 目的語 + 疑問詞 + to不定詞・形容詞 + that ~
Unit6 比較級・最上級(more/most含む)・同等(as as)・shall I ~?
Unit7 受動態
新中学2年生の教科書では、現行の中学3年の内容が下りてくるものが多いのですが、Unit1の「第五文型」の他は
Unit3の「it + to不定詞」とUnit5のほぼ全部が「to不定詞の応用編」という内容になっています。
中1の際に学習した「名詞的用法」に加え、中2のUnit3の前半で学習する「副詞的用法」「形容詞的用法」の基本的な3用法を学習したうえで、その後半とUnit5で「to不定詞の応用編」を学習する構成です。
これが中学2年生用新英語教科書での最大の改定ポイントと言えるでしょう。
さて、私の25年の塾講師の経験で言えば、中学校の英語で苦戦する人が最も多いのは、この「to不定詞」です。
その理由は複数にわたってありますが、
最大のポイントは「to不定詞は動詞的表現が複数あるため、国語の文法が苦手な生徒さんは英文全体の述語動詞が掴めない」ことです。
そしてこのto不定詞が、その後も英語の理解が滞りなく進むか否かのカギになる文法事項です。
このことは過去のブログの中でも複数回ご紹介しています。
その対策として、上げているのは「国語の文法と関連付けて学習する」という方法です。
国語の文法というと「何となくわかっている気がするから、改めて勉強しなくてもいい気がする」という生徒さんが多いです。
しかし、実際には「主語と述語」「修飾語」「独立語」などの文の成分の認識が曖昧だったり、述語を構成する「用言」(動詞・形容詞・形容動詞)の区別がつかない生徒さんは多いのです。
このような「言葉の知識が曖昧」な状況では「英文全体の述語動詞の把握」が困難になるのは明白です。
そこで「英語の理解がちょっと怪しくなってきたな」という生徒さんはこの春休みに国語の文法を確認することをお勧めします。
そして、その上で国語と英語の文法を比較してみると英語に対する理解が「グッ」と深まるでしょう。
尚、この件に関しましては、以下の動画でも解説しています。是非ご覧ください。
さて、3月8日に埼玉県公立高校入試の結果が発表されました。本年度の受験生の進学先高校は以下の通りです。
熊谷高校・熊谷西高校・深谷第一高校・進修館高校・東京成徳大深谷高校・新島学園高校(以上各1名)
みんなよく頑張ってきたと思います。ほとんどの人は既に高校の英数の予習をする「高校スタート講座」で学習を再開しています。
今年のメンバーは黙々と頑張る人が多かったので、しっかり合格圏まで成績を伸ばした人が多かったですね。