今回からこれから冬休み明けまでの1か月半で、どのようにすれば高校受験に成功するのかをお伝えしようと思います。
ポイントは以下の3点を実施することです。
・ 「何を」「どれだけ」「いつ」「何のために」勉強するのかを明確にして学習計画を立てる
・ 過去問は必ず解く
・ わがままな計画を立てる
まず「勉強すること・学習量・期限・理由を明確にして学習計画を立てる」から始めましょう。
最初は「いつまで」ですね。次の点を参考にしてください。
受験生個人個人で違ってきますが、埼玉県公立高校を受験する生徒さんは
「年明けの最後の模試をターゲットにする」といいと考えます。
今年度は1月10日に最後の「北辰テスト」「埼玉新聞模試」が行われるので、ここまでに学習の理解を深めることを目標とします。
次に「何を勉強するのか」ですね。
2学期の期末テストや、これまで受験してきた模擬試験で各科目ごとに自分の弱点はつかめていると思います。
そこでこの期間は「弱点補強を行う」ことに注力していきましょう。
例えば英語であれば「現在完了形の英文を日本語訳するのが難しい」。数学ならば「方程式の応用問題で式のつくり方がよく分かっていない」等の具体的な課題です。
これらの課題を中心にして「今まで利用してきた基本的な受験用テキストを繰り返し復習する」ことが課題克服の第一歩です。
これらの弱点を補強するには、以下のような手順が必要です。
①.各科目ごとに「最後の模擬試験までにやらなければならないこと」をピックアップする。
②.優先して克服したい科目・分野の学習内容を、計画表・カレンダーに落とし込んでいく。
③.復習していて分からない問題を学校や塾の先生に確認することで理解を深めていく。
これらの弱点補強には前回のテーマでご紹介したような以下の問題集等を利用するのも可です。
さて、次回はこの時期の受験には「絶対必要条件」である「過去問を解く」についてお話しします。