部活動に関するブログも3回目です。
今回は「部活動で好成績を上げると高校入試で有利」「3年間同じ部活を続けなければ入試は不利」等の「部活に関する入試の噂」についてお話します。
結論を申しますと「高校やコースによってケース・バイケース」です。
例えば、埼玉県北部の複数の私立高校では内申書(成績表)によるおおよその合格の可能性をオープンにしていますが、「3年間同じ部活動に所属していた人にはプラス1ポイント」という記載があります。
ただしこれはその高校の複数あるコースの中でも、最も基準を低く設定しているコースか、もしくはその一つ上のコースまでです。
つまりさらに上の学力が求められるコースの場合「部活のプラスポイントなどに頼らずに、しっかり学力を身に着けてチャレンジしてください!」というメッセージが込められているのです。
また「3年間同じ部活動を継続したらプラス1ポイント」という事は「部活動を途中で変えても、あるいは所属しなくても加算ポイントがない」だけで受験に不利とは言えません。
「部活でプラスポイントがなくても、実際の教科の成績を『1』上げれば同じこと」です。
もちろん県大会出場、関東大会出場、全国大会出場で加算ポイントは違ってきます。
大会規模が大きくなるほど、加算ポイントは増えるのは自明の理。
とはいえ、県大会に出場する生徒さんは、各中学校で5%位はいるかもしれませんが、関東大会、全国大会となると1%も無いのが現状ではないでしょうか?
こう考えると「高校入試で圧倒的に有利になる部活動の結果を出すのは至難の業」「それほどの結果を出すにはかなりの犠牲が求められる」という事がお分かりいただけるのではないかと存じます。
「なるほど、私立高校の事情は分かった。では公立高校は?」という方も多いと思います。
全般的な傾向として公立高校では
「進学校では部活動の結果は重視されていない。重視するのは専門学科やあまり高い基礎学力を求めていない高校である」と言えます。
この件については各公立高校のHPに入試の基準が記載されているので、一度目を通してみることをお勧めいたします。
尚、公立・私立を問わず体育科やスポーツ・コースなどを設定している高校・学科では、部活動結果が重視されるのは言うまでもありません。
ただ、上記のようにそうでない、普通科等の高校や学科に進む生徒さんには「部活動で入試に有利・不利が出ることはあまり多くないのが現状である」とお伝えいたします。
さて、4月で終わる予定だったこのテーマですが、あと1回時間を頂きまして「部活と家庭学習の両立」についてお話ししたいと思います。
尚、この件については以下の動画でも解説しています。
インスタグラムも是非、ご覧ください。
https://www.instagram.com/yoshitsugu601025