中学校の二学期中間テストも終了しました。
中3生は、来月早々の模擬試験、その後の学校での三者面談と忙しい日々が続きます。
さて、当塾でも先月下旬に1回目の進路相談会を行いました。
「将来の目標~高校卒業後はどうしたいのか?」
「そのための第一希望の高校はどこにするか?」
「その高校に到達するにはあとどれ位の成績の積み上げが必要か?」
「その結果はいつ迄に出したらいいのか?」
「万が一のことを考えた併願校をどう設定するか?」
等等、受験生個人個人で違う「高校受験のプランニングの骨子造り」を話し合いました。
さて、過去の受験生の中に次のようなことをいう人がいました。
「大学に行きたいから、普通科の進学校を目指したい」
「ただし、まだ成績が足りないから、勉強する必要があるのは分かっている」
「でも『忙しい』から、勉強する時間がない」
さて、このことについてみなさんはどうお考えでしょうか?
まず、私がこの受験生に問いかけたのは次のようなことです。
「そうか、そんなに忙しいのかあ? じゃあ、帰宅してから寝るまでの君の時間の使い方をまずチエックしよう」
「その上でどうやって学習時間を確保するかを考えよう」
これで分かったことですが、
「忙しい」と言っている受験生は、まず間違いなくゲームに時間をつぎ込んでいます。
過去の経験からは1日2時間くらいの人が多いですね。まあ、中には3時間という強者もいましたが・・・。
私が「さすがにこの時間をゲームにつぎ込むのは多すぎないか?」と言うと、
大多数の受験生は「多いですね」「そう思います」と答えます。
そこで
「『ゲーム禁止』とか『全部の受験が終わるまではやるな!』とは言わないから、
『1週間の内やるのは2日間だけ』とか『模擬試験で目標の偏差値まで上げたら、その日だけはゲーム廃人になっていい』
というようにメリハリをつけないと、勉強の時間は確保できないのは分かるだろう」
という話になり、ほとんどの受験生は成績を上げるための学習時間を確保する学習計画を再構築します。
おいしいからと言って、毎日、ごちそうを食べていれば「飽きる」ものです。
「面白い」はずのゲームも、いつしか「単なる時間つぶし」になっていることが考えられます。
「たまにある自分へのご褒美」としての「ゲーム」を自分の学習計画に組み込むことが出来れば、ダラダラと時間つぶしをすることも減ることでしょう。
なお、この件は以下の動画でも解説しています。
https://youtu.be/