さて、偏差値60以上の高校を目指す人は「大問1だけでなく大問2でも得点しよう」ということを前回のブログで述べました。
では大問2ではどのような問題が出題されているのでしょうか? 直近の6年間で見てみましょう。
2012年 (1)確率 (2)平面図形ー作図 (3)一次関数 (4)一次関数
2013年 (1)円 (2)平面図形ー作図 (3)確率 (4)立体図形ー体積
2014年 (1)円・平面図形ー面積 (2)平面図形ー作図 (3)確率 (4)相似・立体図形ー体積
2015年 (1)三平方の定理・平面図形ー面積 (2)平面図形ー作図 (3)二次関数・平面図形 (4)立体図形ー体積
2016年 (1)確率 (2)平面図形ー作図 (3)円 (4)三平方の定理・立体図形ー体積
2017年 (1)平面図形ー作図 (2)資料の整理 (3)円・平面図形ー面積 (4)三平方の定理
問題はいずれも4問。各5点なので、小計20点は変わらない。
傾向としては「平面図形の作図問題は必ず出る」「立体図形の体積の問題も頻度が高い」「一つの分野の知識・理解だけで解ける問題は少ない」ことが分かる。「自分の手を動かして」「二段階・三段階の思考を」「複数の分野にわたって」考える問題が中心だということである。
これらの問題を解く基本的な学力を養うには、まず教科書の例題をしっかり解くところから始める必要がある。この大問2の問題があまり得意でない人は、この冬休みの期間中に教科書の例題をもう一度しっかり学習するといいだろう。特に解けなかった問題については塾の先生など他の人のサポートが必要になる。積極的に「先生を使おう」。その為に塾に通っているのだから。
さて、今年のブログは今回で終了です。拙い文章でしたがお読みいただいてありがとうございました。
来年も少しでも受験や学習に役立つブログを書きたいと思います。引き続きお読みいただければ幸いです。
来週水曜日は塾の休日ですので、次回のブログは1月10日になります。よろしくお願いいたします。