(前回の続き)
冬休みまでは中3の2学期の内容を復習する。
計画通りにそれを実行して迎えた冬期講習。
塾では例年埼玉県公立高校入試問題を過去5年間分にわたって
①.問題を解く
②.採点する
③.間違った箇所の解説をする
④.偏差値を算出する
その上で(これが一番大切なのですが)
「自分で間違った問題を再確認して、同じ間違いを繰り課すことを防ぐ」
ことが要求されます。
この頃になると、私には
「絶対にH高校に合格する」
という強い意志が芽生えていました。
ですから、その日の講習会が終了しても、塾の自習室で復習を続けました。
少なくとも2時間。多い日には3時間を大幅に超えていたと思います。
塾には同じ学年の受験生がいましたが、結局ほぼ毎日自習室を使っていたのは私だけでした。
ですから先生からは「おっ、皆勤賞!」と言われたりしました。
そうして冬期講習会期間を過ごしていると、ある変化に気付きました。
年次別の入試問題の偏差値が上がってきたのです。
それは、うなぎ登りというと大げさかもしれませんが、
講習会が終わるときには、以前母が言っていた55を示していたのです。
「これは君がこの1カ月半、頑張ってきた成果だ。
手を抜かずによくやりました。
これで中学校の実力テストと最後の模試には自信を持ってチャレンジしていい。
あとは油断せずに勉強を続けていこう」
塾の先生からは、こんな言葉を言われて、最終的な目標にしていた1月下旬の最後の模試に向かうことになりました。
(次回に続く)