こんにちは。
今回は当塾で成績を大いに伸長し、高校受験、或いはその後の進路でも活躍されている卒業生を何人かご紹介します。
まずは次の一覧表をご覧ください(左側は入塾直後の模試。右側は高校入試直線の模試の結果です *いずれも偏差値です)。
Aさん 41.0>48.0 +7.0
Bさん 46.8>54.6 +7.8
Cさん 55.2>64.1 +8.9
Dさん 37.2>46.0 +8.8
Eさん 40.9>47.1 +6.2
もちろん小学生時代から在籍している人もいますし、中学3年生から塾に参加、という人もいます。
しかし、このように急激に成績が伸びる人には同じような傾向が見られます。
以下にその内容を上げておきます。
1.国語の学習を強化している
一番の出世魚と言えるのはCさんですが、この人には苦手科目がありました。
国語です。他の4科目であれば十分合格圏・安全圏なのですが、国語の低迷が足を引っ張っていました。
そこでまずは国語の個人学習用テキストの「文法」を繰り返し学習しました。
こうして、文がきちんと読み取れるようにしてから入試問題を解くことで実践力を身に着けました。
他の生徒さんも5科の偏差値よりも国語の偏差値が高い傾向にありました。
このため秋以降の受験勉強が追い込みに入ってから他の科目を含めて文章を読むことを苦にしていませんでした。
「成績を伸ばしたのであれば国語を鍛えよ!」という事になりますね。
2.「高校で何をしたいか?」「高校卒業後後、自分はどうするのか?」について大まかでも考えている。
最初の成績があまり芳しいとは言えないAさん、Dさん、Eさんですがこの3人には「高校卒業後のプラン」がおぼろげながらもありました。
「親が苦労しているので早く社会に出たい」というAさんは商業高校を希望。
「機械工作をしたい」というDさんは近隣の3つの工業高校の説明会に参加し「自分に合っている」高校を選びました。
「植物や動物関連の仕事したい」というEさんは農業高校をターゲットとして熱心に学習に取り組みました。
またBさんは「真剣に大学進学を考える」、Cさんは「小学校の先生になりたい」という目標をもって普通科高校を選択しています。
目標を設定することで「なぜ成績を上げる必要があるのか?」を自分なり整理することが出来ているのです。
3.目標達成には「努力」「勇気」を惜しまない。
この5人はいずれも違う学年ですが、塾の自習室で学習に取り組むのは早い時期からやっていました。
また必要があれば長時間の学習も厭いませんでした。
さらに、わからないことがあるとどんな些細なことでも質問を投げかけてきました。
それが小学校で学習した内容でも「きちんと知っておく必要がある」となると恥や外聞などかなぐり捨てていたわけです。
それは「テストで1点でも得点が増えるのならば、出来る限り対応する」という意思表示でした。
「こんな質問をしたら『バカ』っていわれるんじゃないか」というプライドよりも「実」を優先していたことになります。
そしてそれは受験生としては極めて大切なことです。
なぜならば「プライドでは得点や偏差値は上がらない」からです。
その点から考えるとこの5人は実に「勇敢な自主学習をしてきた」と言えます。
この5人が急激に成績を伸ばしたのは、この「努力」「勇気」の賜物と言えるでしょう。
という訳で今回は「当塾の出世魚5人」について書いてみました。
少しでも、新しく高校受験生になる皆さんや保護者の方々の参考になれば幸いです。