さて「『全国学力テスト』分析結果を検証する」の二回目です。
今回は中学3年生の「国語A]」「数学A」の正答率と、家庭内の蔵書数の関係を見てみます。
・国語A 家庭内の蔵書数501冊以上の生徒 正答率85.4%
家庭内の蔵書数0-10冊の生徒 正答率70.4%
・数学A 家庭内の蔵書数501冊以上の生徒 正答率75.7%
家庭内の蔵書数0-10冊の生徒 正答率55.0%
いかがでしょうか? 家庭内の蔵書数(この場合、マンガ本等子供向けの書籍は除いた大人向けの書籍のみ)が多いほど、正答率が高い、つまり学力水準が高くなっていることが分かるかと思います。
お子さんに対して「勉強しなさい」というだけでなく、保護者の方自ら「勉強している」、そして読書自体が愉しみになっているご家庭では生徒さんの学習環境が自然に整えられていると言えましょう。