こんにちは。
今回は
「キーポイントになる科目は国語なので、得意な人も、苦手な人も、国語の学習に注力している」
について記します。
では、具体的な生徒さん達の例です。
Jさん 中2生7月模試 55.2 中3生最終模試 64.1 伸長 +8.9
Kさん 中2生7月模試 42.6 中3生最終模試 50.9 伸長 +8.3
Lさん 中3生7月模試 52.8 中3生最終模試 58.0 伸長 +5.2
Jさんは入塾時から「熊谷女子高校から大学に進んで、先生になりたい」という夢を持っていました。
そんな彼女のネックは「国語」。他の4科目は十分合格圏に達しているのですが、国語が全体の足を引っ張っていました。
そこで、まずは自習テキストの「文法」の学習からはじめました。
私の26年の塾講師の経験からすると、国語が苦手な人は文法をないがしろにしている人が多いのです。
そのためこれが「英語の文法との比較学習が出来ない」「数学の文章題や理科・社会の解説の意図を掴めない」という点につながります。
つまり「国語が苦手=全ての科目でハンディキャップを負う」ことになるのです。
さて、Jさんですが、一通りの学習ではなく、しっかり理解するまで二回、三回と学習を続けました。
その上で、実際の入試問題、特に読解問題にチャレンジするようになり、中3の秋の後半にはほぼ合格圏に」到達しました。
現在は、熊谷女子高を卒業して、大学で幼稚園教諭と保育士の学習をしており、先日「二期連続で学科のトップの成績だった」と聞きました。
高校受験での学習が活かされているようです。
このJさんのライバル的な存在になったのが中3から塾生となったLさんです。
もともと国語は得意でしたが、その上でしっかり学習を積みかさねると、塾の授業では英語でJさんをしのぐシーンを見せることもありました。
このこともJさんには大いに刺激になっていました。
彼女も目標だった幼稚園教諭・保育士を目指して、鴻巣女子高校保育科へ進学。現在は大学で学習を続けています。
そして、さらにこの二人に刺激されたのはKさんです。中3の部活が終わるまでは比較的のんびりペースでした。
しかし、Jさん、Lさんの学習態度を見て大いに感じるところがあり、二学期になってから本格的にスパート。
最終的には1年半で偏差値を8.2伸ばし、50の大台に達しました。
前回にも書きましたが、
良い友人関係も成績伸長者にはよく見られます。
好調の時はもちろん、調子を崩した時でも励ましあえる関係があれば、やはり学習効果はあがっていきます。
さて、次回は「当塾で大化けした生徒さん」の番外編をお送りします。