(前回の続き)
その後、中学校でも三者面談があり、
「志望校はH高校」ということを伝えました。
担任の先生からは
「学校のテストの結果はいいが、実力テストではもうひと頑張りほしいね。
こちらで偏差値OOになるくらい、集中してほしい」
と言われました。
私はそれでも
「大丈夫。お兄ちゃんだってこの時期勉強をやっていたように見えなかった」
と兄をベンチマークとして油断していました。
しかし、10月、11月の模擬試験では成績が急降下!
H高校は合格圏どころではなく、努力圏になってしまいました。
母は同じH高校を2年前に受験した兄の状況をよく知っていて、
「お兄ちゃんですら、塾の自習室で何だかんだと勉強していたのに・・・。
H高校のボーダーラインは55って言われているのに、7も足りない。
いい加減、真剣に勉強しなさい!」
と怒っていました。
返す言葉もありません。
また、中学校の実力テストや定期テストの結果も思わしくなく、担任の先生からは
「正直な話、志望校を変える気はないか?」
と言われました。11月下旬の話です。
要するに
「今のままではH高校は無理だから、レベルを下げたほうがいい」
と言われてしまったのです。
これはショックでした。
そこでその日に塾の先生に
「学校の先生から『志望校を変える気はないか?」って言われちゃいました」
というと
「で、君は下げてもいいの? それともあくまでH高校を目指すの?」
と聞かれました。
「H高校を目指します!」と私が答えると
「じゃあ、それまでの学習計画を立てよう」
と先生は言いました。
私は
「あ~あ、相当ハードな時間割なんだろうな」
「もうこれで今年の冬休みは遊べないな」
と自分の不幸を呪いました。
そして、先生が
「こういうケースは今までに結構あってね」
と言いながら、学習計画を提案してきました。
それは・・・。
(次回に続く)