本日は2017年8月9日。いや~あ、今日の関東地方は暑かったですね。隣接する熊谷市では最高気温が37.8度。ほとんどの人の平熱よりも高かったことでしょう。
とはいえ、青空にやや風を感じられたこともあって、2週間程前までのどんよりした雲に覆われた空の下の「湿度90%以上」のような不快感は減ったように思えます。天気予報では明日からの最高気温は下がる傾向にあるので、今日が今年一番暑かった日になりそうですね。
さて、そんな中、当塾の中3生の夏期講習会も佳境に入ってきました。その中3生ですが、今年は夏期限定時間割を実施中です。簡単に言えば7・8月の夏期講習と8月の通常授業を午前中に行っているのです。
当塾では中1・2生の夏期講習は7月の6日間だけですが、中3生はそれに加えて8月にもあります。また8月は通常の授業もあるので、中3生は休みが週1回となります。昨年までは8月の講習会は昼過ぎに、通常授業は(9月以降同様に)夜に行っていました。
ところが、7・8月の昼過ぎの講習会というのは受験生の体力を想像以上に激しく奪うようで、例年この8月上旬が終わるころには半数以上の中3生がバテたような顔色になっていました。これでは夏休み明けに行われる模擬試験や中学校での実力テストにも影響があるかもしれないと心配のタネになっていたわけです。実際にはそういう中3生はほとんどいなかったのですが、できれば良いコンディションで努力の結果身についた実力を発揮してもらいたいと考えていました。
「それじゃあ、暑くない時間帯に講習会をすればいい」「そうなれば8月の講習会は午前中にやってしまおう」「8月だけじゃなくて7月も朝にすればいいんじゃないか」「講習会だけじゃなくて中3生の通常授業も8月限定で朝にもってこよう」ーー実はここまでの考えは3年ほど前にまとまっていたのですが、中3生個々の事情や部活動の関係等で実現できませんでした。しかし、今年は条件が整い実行に踏み切りました。
結果はーーー、現時点で講習会と通常授業が原因でバテている受験生は「0」です。これだけでもやった甲斐があったといえるのですが、それ以上の効果もありました。
それは、「指示した宿題や復習をしてこなかった人」「理解が進んでいない人」「時間中に問題を解き切れていない人」は残ってさらに学習を続けるように指導できることです。講習会では理科・社会が中2の内容、英数国は中1から中3の1学期までの内容の復習になります。また通常授業では英数ともに中学校の2学期の予習を行います。この8月から理科・社会も通常授業に加わります。
講習会は広い範囲を、通常授業では高度な内容を学習するのですから、どうしても取りこぼす人が出てきます。そこで、そういう中3生には残って復習することによって理解を深めることができます。また私の方でも講習会・通常授業を上回る個人個人の学習状況が把握できる訳です。
さらに、この「居残り復習」が1時間かかったとしても、時刻はまだ午後1時。中3生側から見ても「自分の時間」は十分にとれるわけです。よってこの「朝ベン」について、中3生から学習効率や内容でのクレームはありません(予想通り「眠い」という声は連日のようにありますが「じゃあ君だけ一番暑い午後1時からにする? 去年までと同じだからそれでもいいよ」と言うと文句はなくなります)。
しかしながら、夏休みももう半分以上終了したので、今後はラストスパートをかけるべく、一人一人の状況をさらに注視したいと考えます。実際、まだ受験生の気分になれない人もいるので、あと20日足らずの中でどのように「自分は受験生である」という意識改革を進めるかが重要となってきました。いよいよ受験生生活が本格化する秋は確実に近づいています。