前回の続きです。
「自分の強みとは?」
中学3年生の6月下旬。
「専門学科には行きたい高校・学科がない」
「普通科の高校も興味がわかない」
志望校選択で、全てのカードを無くしてしまったような気持ちになっていました。
そんな時に塾の先生から
「君の高校受験だが、保護者の方から『私立単願でもいい』って聞いている。
君自身もそれでいいのか?」
と質問されました。
「はい」と返事をすると
先生は
「これは君の『強みを活かす』形になるんだが、
私立@高校は単願受験生に対して『英語の成績が良ければ優遇する』という基準を出してきている。
君は@高校に関心があるか?」
と聞かれました。
正直に言うと
「あれ~っなんだか面白そうだぞ」
と感じました。
僕は勉強が苦手でしたが、
塾の先生との約束もあり、英語の学習はほぼ毎日続けていました。
その結果、英語だけは他の人と対等に競える状態になっていたのです。
各種テストの結果も悪くなかったですし、英検にも合格していました。
そこで、塾の先生には
「はい!」と答えました。
すると先生は、
「もうすぐ夏休みだから、ほとんどの高校で学校説明会やオープンスクールが開かれる。
となれば君のやらなきゃいけないことは分かるよな?
必ず『@高校の説明会に行く』こと。それから
『比較対象として複数の他の高校も見ておくこと』だ」
こうして先生からの情報により、それまで暗い雲だらけのようだった僕の志望校選びに
少し明るさが出てきたような気がしました。
その点で夏休みが待ち遠しくなってもいました。
次回に続く