こんにちは。
この「当塾で大化けした生徒さん」3回目となりました。
今回は
「高校でやりたいことを実現するために、学習習慣をつけて勉強に取り組んでいる」
について記したいと思います。
早速、本日の卒業生のデータです。
Eさん 中3生4月模試 40.8 中3生最終模試 47.2 伸長 +6.4
Fさん 中1生3月模試 37.2 中3生最終模試 46.0 伸長 +8.8
Gさん 中3生4月模試 36.9 中3生最終模試 46.1 伸長 +9.2
では、一人一人見ていきます。
Eさんの場合「中学校でやっていたサッカーを高校でも続けたい」「でも将来はサッカーを仕事に出来るとは思えない」「大学か専門学校に進学したいが、そうすると普通科がベストだと思う」と考えました。
一時期は私立高校も考えましたが「将来のことを考える時間を比較的与えてくれるのは公立高校だよ」とアドバイスしたことで、深谷高校を第一希望にしました。
その後は、定期的に塾の自習室を利用したり、質問が増えるなど、自主学習に真剣に取り組みみごと合格。
高校卒業時には「先生、英検準2級合格して、専門学校に行きます!」と元気に挨拶に来てくれました。
中学校時代は英語が特に苦手で、卒業時でも英検4級は難しいかな、と思っていた彼がその後、部活と勉強をしっかり両立させたのだと嬉しくなったものです。
Fさんの場合「機械いじりが好きで、高校は機械科に行きたい」ということで、この地域から通える3つの機械科からの選択をしました。
ただ、彼は勉強が好きでなく、小学校時から宿題忘れの常習犯で、学習習慣もありませんでした。
そこで「まずは各科目の基本事項を自習で強化しよう。例えば英語ならば中2の未来形・助動詞まで、数学は計算問題の正答率を上げること」
「こうすることで高校に入ってからも困ることは、ものすごく少なくなるよ」とアドバイスしたところ、宿題をはじめ、それまでなおざりだった自主学習にも取り組む様になりました。
高校は3つの機械科から児玉白楊高校を選択。
卒業後は地元の企業に就職し、中堅社会人として頑張っています。
最後に少し特殊なケースになりますが、
Gさんの場合です。彼はとにかく「マイペース」。塾での宿題を忘れたり、毎月のテストでひどい得点を取っても「いやあ~、はっはっは」と「笑って誤魔化せ!」を地で行くタイプです。
そんな彼が二学期中盤から猛勉強。親御さんから「大島海洋国際高校を受験してみる? 実家に住民票を移せば受験できるよ」と言われてからです。
大島海洋国際高校は都立高校ですが、全寮制で「カッターボートの演習」「決められた時間帯で自習に取り組む」という高校です。
G君本人は「自分はきちんと決まったスケジュールの中でないと行動できない。このままでは大学で農業を学習したいという夢は不可能」
と判断し、同高校の受験を決めました。
それからは合格ラインまで成績を上げるために、きちんと自主学習を進めました。
また北辰テストでは合否判定が出来ないため東京の模擬試験を可能な限り受験。その復習にもきちんと取り組みました。
みごと合格したG君。現在は東京農業大学で念願の農業の学習をしています。
こうしてみると
・ 自分が高校でやりたいこと、それを踏まえてその後についても考えている
・ 他者からのアドバイスをしっかり検討している
・ 入試のポイントになる点を抑えて受験勉強をしている
という点がこの3人の共通点でしょうか。
さて、次回は
「同じ学年の友人と励ましあったり、時には息抜きをしたりして良い関係を築いている」
について記したいと思います。