【検証編】倍率は下がる!

こんにちは。

 

先週に引き続き、今年度の埼玉県公立高校に関する事前予想の検証を行います。

 

今回は「倍率は下がる」についての検証です。

 

先月12日~22日のブログで、私は以下のように記しました。

 

「埼玉県公立高校入試の最終倍率は下がる傾向にある。理由は以下の3点である。

1.当日欠席(病気等による)

2.最終倍率確定から、入試当日までの事前辞退(本命の私立高校合格等による)

3.定員をオーバーしての合格(ボーダーライン上に同点の合格者が複数いたため)」

 

 

では、まず1・2を見ていきます。

ここでは1・2の要件の合計人数をご参照ください。

 

今年度の1・2の合計人数が多い、主な高校をあげていきますと、

 

浦和高校(15名)、大宮高校(11名)、浦和一女高(8名)、川越高校・春日部高校(5名)、浦和西高校(4名)

 

になっています。

 

また、当塾に関連する県北地域では

 

本庄高校・深谷商業高校(2名)、熊谷西高校理数科・熊谷商業高校(1名)

 

になっています。

 

ここから考察できることは

 

・ 県南地区の上位校では1・2による受験生減少が大きい。

 

・ こうした上位校では特に事前の受験辞退がほとんどであり、他の私立高校等へ流れた生徒が中心である。

 

・ これに対して、県北地域はまだ公立高校入試が中心のため、事前辞退者は少ない。

 

 

では、続いて「3.定員をオーバーしての合格」について見ていきます。

 

ここでは定員に対して4名以上オーバーして合格者を出した高校を記載します。

 

9名・・・市立大宮北高校(普通科と理数科の合計で)

 

6名・・・市立浦和高校(普通科)

 

5名・・・久喜高校(普通科)・市立浦和南高校(普通科)

 

4名・・・浦和西高校(普通科)・川越高校(普通科)・鷲宮高校(普通科)・川口市立高校(普通科)・大宮東高校(体育科)

 

こうしてみると、今年もやはり

「県南の進学校、特に普通科で定員を超えた合格者を出す高校が多かった」

という事になります。

 

また、久喜高校・鷲宮高校以外の高校は

「いずれも倍率が1.40を超える、激戦校だった」

という共通点があります。

 

 

こうなると

「県北では全然なかったのでしょうか?」

と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

 

当塾の関連する地域である、熊谷市以北の高崎線沿線では

熊谷高校が1名定員オーバーで合格者を出していました。

 

とは言え、熊谷高校の最終倍率は1.02でしたから、上記の高校に比べてボーダーラインで成績が並ぶ人は少なかったのでしょう。

 

 

という訳で、今回のこの「検証編」では

「県北の公立高校入試は波乱が起こりにくい無風状態に近かった」

という事が考察されました。

 

さて、今後はどうなるでしょうか?

県北の少子高齢化が変わらない以上、あまり傾向は変わらないかもしれませんが、

それはまた、来年の入試後に考察したいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

 

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