来月早々、塾での第二回進路相談会があります。
その直後から中学校での三者面談も実施されます。
毎年、進路相談会を実施するに当たって思うことは
「成績や進路希望、本人の性格、家庭の事情が過去の卒業生と似ていても、同じ高校を単純に進めることは出来ない」
ということです。
例えば・・・
・ 5科の成績が同レベルとしても極端に苦手な科目が存在しないか?
・ 職人や技師を目指すと言っているが、第三者の視点からでは文系科目が強味のように見られるのだが?
・ 勉強にはある程度心の細やかさを見せるが、他の面でややがさつなところも見られるので、(旧)女子高で大丈夫か?
等々、過去の受験生のケースで参考になるのは、合格ラインの想定が中心と言っていいかもしれません。
当たり前の話ですが、受験生一人一人に「高校受験」と言うステージがあります。
そのステージでどれだけ自分の力を発揮できるか、それが受験生の将来に少なくない影響を与えます。
「最難関の進学校」「誰もが知っている有名校」への合格だけが、ほめたたえられるものではないと考えます。
それ以上に自分の人生で初めて自分の力を中心にして、困難に立ち向かい打ち勝とうとすることが重要です。
そういう意味では「高校受験は一人一人が主人公(スター)だ」と言えます。
さて、上記の通りこれから上がるステージ(高校)をそろそろ選択していくわけです。
塾の講師としては毎年のように見られる「子供から大人への脱却」を楽しみに、この日を迎えたいと思います。
もちろん受験生全員が最も輝けるステージを「共に」模索しつつ。
尚、この件は以下の動画でも解説しています。