こんにちは。
夏休みも終盤、中3生は「こんなに勉強したことはなかった!」という夏を過ごしている人も多いと思います。
だが「部活の大会で予想以上に勝ち進んで、さらに大きな大会に出場するために、なかなか引退できなかった」「自分自身の問題でなく家族の病気などいろいろなことがあった」等の理由で、自主学習が進まなかった人も少なくないでしょう。
この地区では8月29日から新学期という学校が多いので、そのような人たちは「学校の宿題だけでもなんとか終わりにしないと」と今、頑張っているかもしれません。
ただ、夏休みの宿題をしただけでは、高校入試を乗り越える学力はなかなか身に付きません。他の人よりも絶対的学習量が少ないですから。
では、どうしようか? という訳で、今回はこれから効率を上げる勉強法について考えてみましょう。
まず、夏休みはあと4日間ですが、ターゲットを少し後ろの日程にします。現実的なのは「9月4日」ですね。
この日は2学期最初の北辰テストが行われます。2学期の初日ではなく、この日をターゲットにする訳です。
こうすれば、ここまでは「夏休みにやるつもりだった自主学習」を少しはカバーできますね。
そうすれば日程上10日間の時間が取れます。
これは夏休みの4分の1ですね。十分とは言えないかもしれませんが、反撃には必要な時間を確保できます。
その上でポイントを絞って学習を進めるといいですね。
そのためには今までの定期テストや模擬試験の答案が必要です。
「見るのも嫌だから捨てちゃった」という人は普段使っている問題集を用意するといいですね。
そしてテストでしたら、時系列でずっと問題を見ていき、例えば数学の連立方程式や理科の電気の電磁誘導など、
「何度も間違っている箇所」を明確にすればいいのです。それが弱点なのですから。
こうして弱点が分かってきたら、次は「どの順番で弱点の補強をするか?」ということになります。
これは「間違った回数が多いもの」ですね。
テストによく出ているのに、しっかり補強できていないのですから。
こうして10日間で「無理なくできる分だけ」弱点の補強をしていきましょう。
残った弱点があれば、次の模擬試験をターゲットにして修正すればいい訳です。
さて、こうして弱点を補強しても「模試には出題されなかった!」という事もあります。
でも、2学期は毎月北辰テストはありますし、中学校でも実力テストが3回ほどありますね。
「そのために弱点を埋めているんだ」と考えたいところです。
そして、最終的なターゲットは志望校合格がですから、ここで弱点を補強することは「ムダ」ではなく「絶対必要」です。
時間は限られていますが、しっかり成果が出るように取り組んでいきましょう。