この時期になると
「入試まで半年もないのに勉強の効果が出ない!」
「どうしたら、勉強の効率をもっと上げることが出来ますか?」
という質問を受けることがよくあります。
特にこの数回「模擬試験の効果的な活用法」について書いてきたこともあり、受験生から聞かれたこともありました。
そこで、今回は模擬試験の活用法だけでなく、中1・2生の普段の学習にも関連することについて、記載したいと思います。
一言でいうと
「作業をやめる」
という事です。
具体的には
「単語/漢字を10回書いた」「教科書/テキストを10回読んだ」「問題集5ページ分の問題を解いた」
などの「作業」です。
「えっ、それって勉強の基本なんじゃないの?」と言う人もいらっしゃるでしょう。
しかし、問題なのは
「数をこなしたり、時間を費やしたりして満足してしまう」
「読んだだけで内容を把握していない」
「問題は解いたけれども、答え合わせをせずに、弱点補強をしない」
ということなのです。
学習時間は十分にかけているはずなのに、理解が深まらず、成績が伸びない人の多くはこの「罠」に陥っています。
こういった学習(作業)では、直後は「分かった!」という気になりますが、後で同じ(ような)問題を解くと出来ないケースが多いのです。
「分かった」を「出来る・解ける」にするには、さらに突っ込んだ「理解を深めるための学習」が必要です。
具体的に言いますと、次のような学習です。
「単語や漢字がきちんと書けて実際の問題に出題されても解けるかどうかを確認する」
「教科書やテキストの需要ポイントを自分なりに、箇条書き・図式化して、理解できるかを確かめる」
「問題を解いた後で間違った箇所を復習し、その上で解けるかどうかを確認する」
さて対策自体は難しくないのですが、学習内容のレベルは上がります。
ですから、これまでのようなスケジュールを消化するスピードは望めません。
しかし、何のために勉強しているのかと言えば、
「成績を上げて自己の可能性を拡大するため」
なのですから、ここはその目的を実現するために。必要な時間は惜しまないようにしましょう。
また、これは受験生だけではなく、中学1・2年生にも言えることです。
一見時間が掛かるかもしれませんが、成績アップには効果的なこの方法を身に着けてほしいですね。
そうすれば自分自身が受験生になっても、学習方法で困ることはありません。
尚、この件については以下の動画でも解説しています。
インスタグラムもご覧ください。
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