本日から夏休みという方も多いでしょう。
とはいえ、受験生には
「たっぷり時間を取って自主学習を進めることが出来る最大のチャンス!」
です。
そこでこの夏休みでどのように自主学習をするかという事になりますが、私から伝えたいことは
「まずは夏休み期間中の学習の総量を決めよう!」
ということです。
このことについてはちょっと古いですが、2016年7月のブログでも述べています。ご参照ください。
さて、夏休みの学習総量を求める際のポイントは2つです。
・ 可能であれば中学3年生の1学期までの復習をする。
・ 特に1学期中の中間テスト・期末テスト・模擬試験で明確になった自分の弱点の補強に注力する。
これをはっきりさせて学習総量に結びついた計画を立案します。
単に時間を掛ければ成績が上がるというものではないので、まずこのような「自己分析」が必要です。
さらに自分がどのような高校を目指しているかという観点から、おおざっぱな目安を考えてみます。
【難関校・進学校と言われる高校を目指す人】(中学校の宿題を除く自主学習の目安:3時間/日)
・ 中学3年生の1学期までの復習と弱点補強
・ 特に中3の英語と数学は、高校でも「応用バージョン」が出てくるので、しっかり復習する
【中堅校と言われる高校を目指す人】(中学校の宿題を除く自主学習の目安:2時間/日)
・ 可能ならば中学3年の1学期までの復習を進めたい
・ しかし、難しければ最低限中学2年生までの復習と弱点補強を行う
【基礎学力が弱い人・平均点到達が目標の人】(中学校の宿題を除く自主学習の目安:2時間/日)
・ 可能ならば、中1・2年生までの総復習をする。ただし、出来ないときには最低限、以下の内容を学習する。
・ 英語は中学2年生の1学期までの範囲(to不定詞を学習する前まで)
・ 数学は中1・2年制の代数・計算系の学習中心。必要に応じて小学校の内容の復習も行う
・ 国語は高校受験用テキストを一通り仕上げる。特に文法は重要
・ 理科・社会は自分でとっつきやすい分野から学習を進める。例えば理科ならば「生物」「地学」の順で、社会ならば「歴史」「地理」の順で
以上が、塾講師26年の私の経験から割り出した「夏休みの自主学習内容」です。
なお、この件については以下の動画でも解説しています。
インスタグラムもご覧ください。
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