前回の英語に続き、中学3年生の数学についてお話しします。
「中学3年生2学期の数学は高校の数学に直結する」ということです。
ではどこがそうなのか? 中3で学習する内容では「二次関数」「三平方の定理」がそれに当たります。
「二次関数」はさらに高度な内容になりますし、「三平方の定理」は「三角比」、更に「三角関数」までつながります。
いわば「高校の数学を理解するためには、中学3年生2学期の数学は手を抜けない」のです。
もちろん高校入試でもこれらの分野は出題頻度が高いです。
ただし今年はコロナ禍のため、埼玉県公立高校入試では「三平方の定理」は出題されません。
前回の英語でも「関係代名詞」は範囲外です。
しかしそれだから「手を抜いていい」という訳にはいかないということがお分かりいただけるでしょう。
特に進学校への入学を目指している人は次のことをしっかり考えて下さい。
進学校が4月からの授業で「中学校で十分学習していない分野を復習するよ」と言ってくれるでしょうか?
もう、分かりますね。 答えは「No」です。
「中学校の復習? そんなものに割いている時間はない!」というのが進学校の意見です。
特に前回も話した学校選択問題を採用している高校は100%そのような立場と考えられます。
そうでなければ毎年、合格者に対して入学前にたくさんの宿題を出したりすることもありません。
ですから、現在中3の受験生には「今の学習は高校でも使うんだ! 手を抜かずに地道に学習しよう!」と気持ちを切り替えることを期待します。
公立高校入試まで4か月足らずとなりました。計画を立てて充実した日々を送られますように。