この「中3生夏期講習奮戦記」も3人目、最後のC君になりました。
ではまず夏期講習会が始まる前のC君の状況です。
・第1希望校は、県立高校の専門科に既に決まっている。
・最大の懸案事項は以下の通り。
現時点では、中学校の成績・模試の結果からこの地域の併願校確保が難しいので、その水準まで学力を上げること。
その結果が第1希望の受験にも良い影響を与える。
ということになります。
勉強が得意ではないC君にはなかなか厳しい懸案事項ですが、それでも夏期講習会・通常授業・自主学習による1・2年の復習を行えば、徐々に基準まで近づくだろうと想定していました。
ところが・・・夏期講習会が始まって10日ほど経った8月始め、
中3生に「塾の勉強も大切だが、中学校の夏休みの宿題も内申書対策に大切だよ。しっかりやっているかな?」と聞くと
他の受験生は「大丈夫」「もう目処が立った」「こんなに速く進めているのは初めて」等、安心できる言葉が返ってきました。
ところがC君だけが「まだ全然終わっていません」とのこと。
そういえば、彼だけ講習会や通常授業の課題が滞っていたり、中途半端になっていることを思い出しました。
「C君、家で勉強するのに計画を立てているか? つまり1日のスケジュールや1週間で何を学習するかをきめているか?」
と確認すると、
「計画はありません」という返事。
「う~ん、それじゃあ、勉強は進まないだろう。今言ったような1日・1週間の計画を立てないと、結局は何もできないよ」というと
「分かりました。計画を作ります」と返ってきました。
というところで本日は終了です。
このシリーズも次回が最終回です。もう少しお付き合いください。