こんにちは。
埼玉県内の高校受験生の大半は明日、公立高校入試の出願ですね。
「早く入試にならないか」という自信満々の人もいるでしょうし、
「まだ、時間が足りない。もっと前からやっておくんだった」という人もいるでしょう。
今日はそんな
「もっと成績を伸ばしたい」
という人にお話をします。
特に偏差値が45前後と、全体よりも少し下で
「出来れば50位の偏差値は欲しかった」
という人には良いアドバイスになると思います。
このことを実行した人で、
・ 塾内の試算で偏差値を「2」上げた
・ 最後の模試で商業高校(第一希望)の判定を合格圏まで上げてきた
・ もちろん本番の入試でもしっかり結果を出して合格を勝ち取った
という受験生がいました。
では、一体全体この人が実施したことは何かというと・・・
「問題文を二度読んで、問われていることを確認する」
という事だけでした。
当塾の冬期講習会では、毎年過去問を徹底的に研究します。
問題を解いた後に答え合わせと解説、質疑応答をしますが、
その際に、この受験生が
「先生、問5の答えは『ア』じゃないんですか?」
という質問をしてきました。
他の受験生からは
「なんで『ア』?」「どう考えても違うよ」という声が上がる中、一人が
「それって、問題をよく読んでないんじゃ・・・」
と言い始めました。
そこで質問した生徒に確認すると
「こういう質問はよくあるから、途中まで読んで『たぶんこうだな』と思って答えを選んだ」
「今、読み直してみると、自分が考えていた問題の内容と全然違う」
と分かったようでした。
そこで、
「もうどう考えても合格するというのならば、今のままでいいかもしれない」
「でも君はまだギリギリで勝負している。となれば1点でも多くほしいよね」
「そのためには何をすればいいか、分かったんじゃないかな」
と話すと、その受験生は
「このあとは問題文を二回しっかり読んで、答えも見直しをします」
と答え、それを実行しました。
その結果が、
・ 翌年分の過去問では5科で偏差値を「2」上げた
・ 最後の模試・入試本番でも落ち着いて実力を発揮できた
のです。
さて、実際にはどういった科目・内容の質問でこの方針は有効なのでしょう。
もちろん全ての科目で有効ではあるのですが、特に
「他の受験生が『問題文を最後まで読まなくても、途中まで読めば分かる』と思っている問題」
で実行すると効果が高いです。
具体的に言うと
「国語」
大問1「小説読解」の中で「本文の内容と適当でないものを二つ選べ」のような問題はミスを犯しやすい。
「正しいもの」を選んだり、「答えを一つだけ」選んでしまうなどの危険性がある。
また大問3「論説文」でも「AとBという言葉を使って答えを書きなさい」という問題がよくある。
この場合も、どちらかを、或いは両方を入れ忘れるケースがある。
「社会」
大問1「世界地理」で毎年出題される、各国データの正誤問題は要注意。
せめて概数でいいので計算をしてから、答えを考えよう。
等が上げられます。
最後の大勝負まであと二週間。
「きちんと問題を読むんだった」という悔いを残さない為にも
「問題文を二回きちんと読んで、内容を確認する」
ことを実行してください。
あなたの栄冠は目の前です。