こんにちは。
今週中には中3生の年内最後の模擬試験の、中1・2生は塾で行った業者の模擬試験の結果が返ってきます。
年末に向かって徐々にあわただしさを感じるようになってきました。
先週には卒業生が「推薦で大学が決まりました」と尋ねてきてくれましたし、一昨日には電車で乗り合わせた卒業生がやはり「大学、決まりました」と嬉しそうに伝えてくれました。
また、先日の新聞の折り込み広告に対し、複数の方からお問い合わせ等を戴きました。冬期講習への参加や入塾を決められた方もいらっしゃいます。
冬期講習会の方は既に締め切り日を過ぎていますが、通常の生徒募集は中3生を除いて受け付けておりますので、少しでも関心をお持ちの方は是非ご一報下さい。
さて「勉強が苦手な人の共通項」です。今回は「弱点を補強しないので、いつまでも同じミスをする」ことについてです。
今回も具体的な話から進めたいと思います。
例えば英語で初歩的なミスというと「語順がでたらめ」「be動詞と一般動詞の混同」というパターンがよく見られます。
「語順がでたらめ」な人の場合、英作文で「私は東京で本を5冊買う」という問題が出た場合、「I buy in Tokyo books five.」と書いてしまうことがあります。英語の語順は「主語+動詞+目的語/補語+場所/時」が基本ですから、正解は「I buy five books in Tokyo.」です。なぜ不正解になったのかは一目瞭然です。日本語の語順をそのまま英語に置き換えているからです。
また「be動詞と一般動詞の混同」をする人は「あなたはその女の子に会えたので嬉しかったのですか」を英訳すると「Did you happy to see that girl?」のようになってしまいます。正解は「Were you happy to see that girl?」なのですが、この人の場合、形容詞である「happy」を一般動詞として誤解していることがこういったミスにつながっています。状況によっては副詞を一般動詞と誤解している生徒さんもいるのです。
ではどうすればいいのでしょうか? このような場合には「それがミスである」ということを徹底的に頭に叩き込む必要があります。
例えば、問題を解くときにプリントやページの一番上に「主語+動詞+目的語/補語+場所/時」「一般動詞と形容詞・副詞を区別する」と書かせて、それに注意を促すのです。これはそのような問題が出題される、されないにかかわらず行うことが必要です。そうすることがミスをしないことへの意識を高めます。
次に問題を解いたら必ず見直しを実行することです。これでミスを見つけられたら良し! 見つけられなかった場合は「ほら、しっかり見直しなよ」と確認への意識を更に高めるように声を掛けます。
前回お話しした「解けそうにない問題への対処法」同様に、この「誤解を正して正解に導く」にはステップ・バイ・ステップである程度の時間が掛かることは覚悟する必要があるでしょう。
しかし、そのままでは0点であるものを、しっかり得点源に出来れば、生徒さんには時間を掛けても価値のあるものになります。
ですから、このようなミスを起こしやすい人は根気よく弱点補強を続けたいですね。そういう観点からの今回の言葉は「継続は力なり」です。
まもなく受験期を迎え全ての受験生と勉学に勤しむ全ての学生さんにエールを送ります。
さて、この「勉強が苦手な人の共通項」ですが、新聞の折り込み広告に記載した事項については全てのことを書いてきました。
そこで次回は広告には書かなかったもう一つのポイントについてお知らせしたいと思います。
「何だ、まだ続くのか? 長すぎるぞ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、もう少しお付き合いいただければ幸いです。
では、本日はこの辺で失礼します。