こんにちは。
26年も学習塾の講師をしていると、受験生のユニークな現象に出くわすことがあります。
ただそれが「高校受験の失敗につながる」となると話は別です。
この8月はそんな中から4つのケースについてお話ししてみます。
という訳で、今週の「あるある」は次の通りです。
① 最後まで志望校を決められない人は説明会・見学会・相談会に参加指令ない場合がほとんどである。
当塾では「夏休み中に複数の高校の見学会や説明会に行きなさい。複数行くことで比較できるし、いずれの高校にも関心が持てなければ、他の高校のイベントに行く時間があるのだから」と指導しています。
その生徒さんは数年前に高校受験生でしたが、2月の公立高校の入試出願直前になって「先生、高校が決まらない!」と言い始めました。
「説明会や見学会には行ったんだろう?」と聞くと「行っていない」という答え。
「入れるところならどこでもいいと思っていた」という事でしたが、それまで私には「行った」と言っていたウソがばれたわけです。
保護者の方も「すぐ先生に相談しろ!」と怒っているという事ですが、さてどうしたものか・・・。
そこでその受験生には「今から関心のある高校に行って、パンフレットをもらい、出来れば校内を見学させてもらうこと」とアドバイスをしました。
その結果、何校か回って最終志望校が決まりましたが・・・。
このように最後の最後まで志望校で悩む人の多くは「その高校を知らない」場合がほとんどです。
ですから、志望校を決めるためには早めに、複数の高校の情報をしっかりつかむことが大切です。
では来週も「あるある」を続けます。