昨日、12月15日時点での公立高校の志願状況が発表になりました。
実際の出願までは約1か月ですが、当塾のある県北地区の普通科を中心にその状況を見ていきます。
今回のこの地区の普通科の状況としては以下のことが上げられます。
・ 熊谷高校・熊谷女子高校が定員に未達である。
・ 定員が(40名)削減された熊谷西高校は予想通り倍率が上がっている。
・ 熊谷西高校の高倍率を嫌う受験生の増加が予想された本庄高校はこの時点で昨年と同じ。
・ ほほ例年のように定員に未達だった深谷高校がこの時点で定員をオーバーしている。
ここから実際の出願までに考えられることは
・ 熊谷高校・熊谷女子高校に熊谷西高校や不動岡高校からの志願者流出が予想されるので、最終的な倍率は1.00を超えてくる。
・ 熊谷西高校の高倍率を嫌う層は上記2校の他、本庄高校、更に現時点で定員未達の松山高校・松山女子高校も対象になる。
・ 加須市の不動岡高校は昨年以上の高倍率なので、熊谷高校・熊谷女子高校、更に東武線沿線の春日部高校も変更先の対象になる。
・ 例年「無風入試」だった深谷高校がこの時点で倍率が出たため、一部受験生の回避が考えられるが、変更先としての普通科の選択の余地があまりない。そのため熊谷商業高校等への変更があるかもしれない。
いずれにせよこの時点で、熊谷高校や春日部高校等旧制中学校の流れを受けた伝統進学校が倍率1.00を割るを見るのは初めてです。
最終的には1.00を超えてくると思いますが両校にとっては、来年の生徒募集の課題が突き付けられたという事になりますね。