8月最初の投稿になります。今年は連日、猛暑が続いており、受験生をはじめとする生徒さんに熱中症などの重大な事故がないようにと祈るばかりです。
さて、二回お休みをいただいていた「国語 なぜ難しく感じるのか?」を再開いたします。
現在、中学3年生は夏期講習会と平常授業でほぼ毎日のように塾に来ています。必然的に国語の講義を行うことも多いのですが、先日は棒グラフを見て作文を書くというテーマでの出来事です。
何と! ほとんどの中3生がグラフのデータを正確に読み取ることができていませんでした。棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフなどの基本事項は、小学校の算数で学習するのはご存知の通りです。少なくともそれから3年以上たっている状況で「グラフが正確に読めない」というのは極めて芳しくない状態と言えます。
そこで個人個人に「ミステイクの原因」を探ってみました。すると、全員が問題文を「自分の都合の良いように」読んでいるということが分かりました。参考までに申しますと今年の中3生は学力が低いわけではなく、先日の模擬試験でもクラス全体の偏差値は3科・5科ともに50を超えています。
そのようなメンバーでさえ「気を抜くと、自分勝手な解釈をする」ということです。
前回も申しましたが、国語の学習には「第三者の目」「複眼思考」が必要だということがこれでお分かりいただけるかと思います。