こんにちは。
これまで5回連続で「国語の学力伸長=他の科目の学力伸長」ということで理由・対処法を述べてきました。
今回はそれ以前の問題として
「学力伸長の可能性を考察できる個人の習慣」
について述べたいと思います。
それは以下の2点です。
・ 字を丁寧に書いているか?
・ 敬語をきちんと使おうとしているか?
まずは「字を丁寧に書いているかについてお話します。
これまでの経験上、塾の通常授業では殴り書きのように字を乱雑に書いている生徒さんは概して成績が伸びない傾向にあります。
これは生徒さんが「勉強なんか面倒くさい。テキトーでいいや」という気持ちになっているからです。
ですから
・ 黒板やホワイトボードに書かれたものしか写さない
・ 口頭での解説や自分が疑問に思ったことを記載しない
・ 解説したことをベースに問題に取り組むはずだが、見直しを前提に板書していないので参考にしない
という状況がいつまでも続くことになります。残念ながらこれでは
「学習の理解度は深まらない」
ことは明白です。
心当たりのある生徒さん・保護者の方は、まずこうした点から変えてみてはどうでしょうか。
次に「敬語をきちんと使おうとしているか?」についてお話します。
これは特に英語の学力との関係が大きいと、塾講師28年の経験で考えています。
「敬語が使える」ということは「言葉はTPOで変える必要がある」と理解している、或いは身に付けていることになります。
英語も言葉の一種ですから「この場合はこう話したり、書いたりすればいいのだ」という事が「敬語が使える人」は分かっています。
しかし「敬語が使えない人」はこの点が曖昧です。
英語が苦手な人に見られる「でたらめな語順」はこのようなことから派生するのではと塾講師としては考えます。
という訳で、英語が苦手な人には是非保護者の方が敬語を使えるようにご指導・ご協力を頂くとよいかと思います。
本日はこれまでの「国語の学力を伸長させる」の最もベーシックなところである2点を記載してみました。
では今回はこの辺で、失礼します。