こんにちは。
明日16日で公立高校入試の「出願先変更期間」は終了。
そうすると、最終倍率が確定しますね。
これまでの情報で
「予想以上に倍率が高い。不安だ」
という人もいるでしょう。
そこで今回は
「倍率は下がる!?」
というテーマでお送りします。
公立高校入試の倍率が下がる理由は、以下の2点です。
①当日までに出願の取り下げをする受験生や当日の体調不良等による欠席者がいる
②定員を超えて合格者を出す高校がある
では①から検証します。
昨年度の入試では、確定倍率に対し122校で412名の受験生減がありました。
現在、埼玉県の公立高校(国立高校は除く)は140校以上ですから、実に
85%以上の高校は、確定倍率からさらに下がった
事になります。
特に多かったのは「大宮高校19名(普通科・理数科の合計)」「浦和一女高15名」「浦和高校13名」「川越高校10名」などです。
こうした高校では「実は第一希望は私立高校で、公立高校は併願」「本命の合格が決まったから、事前に出願を取り下げる」あるいは「入試に行かない(公立高校は合格すれば必ず入学することになっている)」人が多いと推定できます。
では他の中堅といえるべき高校や専門高校ではどうなのかというと
「体調が悪かった」という人が最も多いことは容易に考えられます。
ただ「想定以上の倍率にしり込みをして『落ちるのは嫌だ』と考えて併願の私立高校に行く」
という受験生もいるという事を知り合いの塾の先生から聞いたことがあります。
こうして全体の80%を超える高校で倍率が下がっていきます。
さて②についてです。
昨年度の場合、このケースは31校で80名の定員オーバーの合格者がありました。このケースは
公立高校の5分の1以上
です。
主な高校を上げると「市立浦和高校・川越総合高校6名」「本庄高校5名」「深谷第一高校・羽生第一高校・越谷北高校(普通科)4名」です。
定員以上の合格者を出す高校の特徴は
倍率が比較的高くなっている
事です。
埼玉県の場合、公立高校の入試は「内申書の得点」「入試の得点」を各高校ごとに決めた割合で合わせて、合格者を決めていきますが、
ここで問題があります。
「最後の一人で複数の受験生の合計得点が並んでしまったら、どうするのか?」
ということです。
この場合、
「全員合格にする」
という事が、最も公平を保つことになります。
ですから「倍率が高いから無理だ」とあきらめることなく
「絶対に最後の一人に食い込んでやる!」
と、あと1週間に迫った入試本番に向けて集中して学習した方が、合格の可能性は上がりますね。
受験生の皆さんは、是非
「あきらめ悪く入試にチャレンジ」
してください。
今回は以上です。頑張れ受験生!