前回に続き、
「高校受験生が夏休みにするべきこと」
について書いていきます。
今回はまず二つ目の
「志望校選定のための説明会、オープン・スクール参加」
からです。
昨年度はコロナ禍で回数や参加定員削減が行われた高校の「説明会」「オープン・スクール」も今年は比較的順調に行われているようです。
令和2年には軒並み中止になった「合同説明会」もほぼ無事に開催されています。
ところで当塾では、以前よりこれらの行事に積極的に参加することを受験生に伝えてきました。
なぜならば入試直前まで志望校が決められない受験生はまず間違いなく、このようなイベントに参加していないからです。
それはねえ・・・、その高校に関する情報がなければ「受けるべきか」「他の高校にするべきか」なんてわかる訳がありません。
さらに出来る限り複数の高校のイベントに参加するようにと指導しています。
「OO高校が大本命で、絶対に動かない」という人でも、何があるか分からないのが受験というもの。
万が一のことを考えて「でもこの高校ならば行ってもいいかな」というセカンド・ベストを選定するのは重要です。
まして本命の志望校が決まっていない人ならば、複数の高校を見て、話を聞き、自分との相性を探ることは極めて重要なことです。
こうしたことから「複数の高校のイベントに参加すること」は高校受験生が夏休みに修めるべき必須科目と言えるでしょう。
さて、最期の
「受験生、保護者の方で『高校受験の基本方針』を決めるための話し合いを行う」
についてです。
この時点ではほとんどの中3生は部活が終わって、ゆっくり物事を考える時間が出来るはずです。
ですから「高校を卒業した後はどうするのか?」「自分に合っている高校は?」「その高校に行くにはどのくらいの学力が必要か?」「自分はどのくらい勉強すればその学力に達するのか?」に思いを巡らせることが出来ます。
また保護者の方もお盆休み等で時間が取れる時もあると思います。
その時を利用して、受験生に対し「このような青年として社会に出てほしい」「保護者としてみるとこのような高校があっているようだ」「学費等のサポートはここまでは出来る」等の情報の・意見の交換をするとベストです。
こうして「高校受験に関する基本方針」を決めれば受験生のモティベーション向上につながりますし、前回お話しした2学期の中学校での三者面談でも問題ない話し合いが出来る基盤となります。
以上、この夏休みに受験生(と保護者の方)が行うべきことを書いてまいりました。
ご意見、ご質問等頂ければありがたいです。
また、このブログ記事が少しでも参考になれば幸いです。
全ての中学3年生が充実した夏休みを送れるように祈ります。
この件については以下の動画でも解説しています。
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