こんにちは。一日遅れの更新です。失礼しました。
さて、前回の「答えを出すのには何が必要でどう使うのかを考えよう」はいかがでしたか?
今回は第二弾。「単位をそろえて同じテーブルの上で考えよう」です。
小6になるまでに、距離・重量・面積・体積など、算数ではいろいろな単位が出てきました。
このような問題で注意することは「単位をそろえないと正解にたどり着かない」ということです。
まずは次の例題を見て下さい。
考え方)まず、ここに出ている単位ですが、L・dL・mLの3つですね。
それぞれの関係は分かりますか?
そう、1L=10dL=1000mL 1dL=100mL ですね。
この関係をつかむことが、こういう種類の問題を解くカギになります。
では、問題を解いてみましょう。
ここでは一番量が小さくてわかりやすい(少数になりにくい)mLを共通の単位とします。
最初にボトルに入っていたジュースの量は2.5L=2500mLになります。
次にヒロキ君が飲んだジュースは2.5dLX5=12.5dL=1250mLですね。
4人のお客さんに出したジュースの量は200mLX4=800mLになります。
よって残っているジュースの量は2500-(1250+800)=450mLです。
これをdLに変換すると 450mL=4.5dL になります。
この例題の解き方については以下の動画を是非ご覧下さい。
どうでしょう? 単位をそろえる重要性が分かってきましたか?
スポーツでいえば、テニスコートに入るのに野球のバットをもって来る人はいないはず。
みんなテニスラケットを持ってきますよね。
「単位をそろえる」のは「問題を解くために条件を整えること」です。
これが出来るようになれば小6の最難関と言われる「距離・時間・速さ」の問題もこわくありません。
次の例題を見て下さい。
考え方)前回説明したように「答えを出すのに必要なものを考える」ことが大切です。
まずはユウト君が歩いた距離を計算しましょう。
そのためには秒1.5mを分速にしないといけません。
なぜか? 歩いた時間が150分だからです。
でも1分=60秒から考えれば、1.5X60=分速90m と分かります。
これに歩いた時間を掛け合わせると 90X150=13500mになります。
さて、ここでこの距離をmからkmに変換します。
なぜか? 「帰りは時速10kmで歩いた」からです。
そうすると1km=1000m ですから、13500m=13.5km と分かります。
あとは13.5/10=1.35 だから1時間35分・・・としてはいけません。
小数部分の0.35は「時間」であって「分」ではないからです。
でも1時間=60分という時間の単位はみんな知っているはず。
だから0.35X60=21分 という計算まですぐに分かるでしょう。
従ってこの問題の答えは 1時間21分 になります。
この例題の解き方については以下の動画を是非ご覧ください。
どうでしょう? ちょっと難しく思える問題も単位をそろえることが出来れば意外と簡単に解けるものです。
しっかり実践していきましょう。
次回は「分数は割り算と掛け算を同時に行うことだと理解しよう」をお届けします。
また楽しく学習を進めましょう。
では、今回はこの辺で。