当塾でも冬期講習会が始まりました。
本番までのカウントダウン開始です。頑張りましょう。
皆さんの周りにも「2学期になってから、あの人は急に勉強が出来るようになってきたなあ」「いったいどんな勉強法をしているんだろう?」という人はいませんか?
当塾でも例年、2学期以降に大幅に成績が伸びる人がいらっしゃいます。
そういう人達の2学期以降の学習で大きく変わったのは、次の3点に集約されるでしょう。
①.学習時間の増加
②.難問・基本問題を問わず、先生への質問の増加
③.答案作成後の見直し・再確認
まず①ですが、当たり前といえば当たり前ですね。
ただ、そのためには「まずは学習時間を確保する」「自分の楽しみは後回しにする」という強い意志を働かせていることをしっかり認めるべきですね。
②ですが、①によって学習の理解が進むと今まで手も足も出なかった問題も「もう少しで解けそうな気がする」レベルになる人は多いです。
そうすると「難問でも解きたくなる」のが受験生というもの。
また基本問題でも「こんなのを本番で取りこぼしたら大変」という危機感が働き始めます。
こんな時には、外部協力者である「先生」によって、自分の学力を押し上げる手伝いをしてもらう事も嫌ではなくなるわけです。
さて③ですが、実はこれが「一番手っ取り早く得点の伸長につながる手法」と言っていいかと思います。
ではなぜ1学期までは実行する人が少なかったのか?
ーーー「面倒くさいから」この一言に尽きると思います。ただもう少し説明すると「考えて答えを出すのは快感だが、見直しは苦痛だから」という事でしょう。
「答えを出す」というのは問題を征服した感じに満たされます。「キモチいい」ですよね。
しかし「見直しをする」のは言わば「ゴミ拾い」です。しかも自分が捨てたゴミの、です。これでは苦痛ですね。
ではなぜ成績が伸びている人は2学期以降に「見直し」を実行できているのでしょうか?
答えは「ゴミの中に宝が見つかる可能性に気づいたから」です。
この時期になると模擬試験でも定期テストでも「1点でも多くほしい」のが受験生。
それが見直しを実行するだけで見つかるのであれば、「ゴミ拾い」は「お宝さがし」に変換されます。
こうして見てみると2学期以降成績がアップしている受験生は「受験生としての自覚を高めた人」だと分かりますね。
そしてこうした手法は将来、社会に出たときにも仕事を進めるうえで必要なものです。
それらをここで身につけておくのは大いに意義があることでしょう。
尚、この件については以下の動画でも解説しています。