こんにちは。
4月からの中学校の指導要領改訂により、最大の変化を見せるのは英語であることは1月のブログ「2021年3月の中学英語は忙しい」でお話ししました。
ここにきて具体的にどのように変わるのかが、徐々にオープンになってきたので、今月はその内容を学年別にお知らせし、分析します。
まずは中学1年生用教科書です。
なお以下の記事については、当塾のある埼玉県深谷市で採用された東京書籍のHorizonの内容で話しています。
その特徴は大きく分けて2つです。
1.最初からフルスピードで突っ走る
2.一部中2・高校生の文法が下りてくる
ではそれぞれについてみていきます。
この教科書の単元はUnit0~11と12項目で構成されていますが、それぞれの主な内容は以下の通りです。
Unit0 アルファベットと単語
Unit1 主語が一人称・二人称単数のbe動詞・一般動詞の肯定文・疑問文・否定文と助動詞can
Unit2 主語が三人称単数のbe動詞・疑問詞what/who/how
Unit3 疑問詞where/when/how many・「I want to ~」to不定詞の名詞的用法
Unit4 命令文・what time/what + 名詞
Unit5 前置詞・動名詞・一般動詞の過去形 (不規則変化の肯定文)
Unit6 主語が三人称単数の一般動詞の現在形
Unit7 代名詞・疑問詞which/whose
Unit8 現在進行形・感嘆文
Unit9 to不定詞の名詞的用法・第二文型を構成する一般動詞
Unit10 一般動詞の過去形(規則動詞の肯定文/疑問文・否定文)
Unit11 be動詞の過去形・there is/are構文・過去進行形
やはり小学校で英語学習を数年行っていることから、進学直後からかなりのスピードで学習が進むと予想されます。
仮に4月から夏休みまでにUnit0から3までを学習するとなると、現在では中1の2学期以降に学習している「助動詞can」「主語が三人称単数のbe動詞の文」「疑問詞who/how/where/when」、さらに中2の内容である「to不定詞の名詞的用法」まで学習することになります。
さらに2学期以降も
・ 第二文型を構成する一般動詞
・ be動詞の過去形
・ there is/are構文
・ 過去進行形(以上は現中2の内容)
・ 感嘆文(現在は高校の内容)
のように上の学年からの内容が下りてきています。
このことから新中1生は現中1生よりもスピードだけでなく、内容も高度なものへの対応が必要です。
基本的な考え方としては
1.小学校の英語学習の文法での裏付けをしていく
2.「話すこと」が中学校での英語の時間の大きなウエイトを占めていく
3.今までの「書くこと」「読むこと」は自主学習で補っていくことが必要になる
ということでしょう。
こうして見てみると「小学校の時に英語が得意だった」からといって「自分は英語が出来る」と早合点する生徒さんもいるでしょう。
しかし、そのままでは中学校からの英語の授業のスピードについていけなくなる可能性が高くなります。
これを防ぐには中学校入学前に、上記の教科書ではUnit0~1位の内容をしっかり予習しておくことが重要です。
当塾でも3月24日から新中学1年生を対象に最低限上記の範囲を学習する春期講習会を行います。
また、埼玉県北部地区を中心にした高校入試に関する説明会を3月6日午後2時から90分ほどの予定で行います。
内容は、①高校入試の仕組み(公立・私立別) ②合否の基準とボーダーライン ③高校3年間での費用の概要 ④この1年間での学習計画についてのご提案
等を考えています。
ご関心・ご興味のある方は遠慮なく、大地学習塾岡部校(TEL.045-585-1972)までご一報ください。
尚、この件に関しては、以下の動画でも解説しています。是非ご覧ください。