当塾に通う中学生はちょうど一学期の期末試験を向かえている。塾でも普段は学習していない科目のポイント学習を行っている。「期末試験対策授業」である。このようにして、先月の中間試験よりも、良い得点・順位を目指す事になるのだが、その前に私から中学生一人一人に質問している事がある。
それは「君は今回のテストでどの位の学年順位を目指すのか? その順位になるには、中間試験の結果に何点位加えればいいか? そして、その得点を取るにはどのような自主学習をすればいいか? それには合計何時間掛ければいいのか?」という事である。これらの質問により、一人一人が「現在、自分にとって必要な勉強は?」という事を具体的に考えることが出来るようになる。
しかし勉強が苦手な人はこういった事をほとんど考えていないようだ。このような人の言い訳に「何を勉強したらいいのか分からない」という言葉がある。実際には少なくとも教科書を読む事は出来るし、豊富な例題を解く事で学習を進められる科目もある。
何よりも大抵の科目で教科書準拠の問題集である「ワーク」を中学校で買っているのだ。しかも「テスト範囲を宿題にするから期日までに提出すること」などと中学校からの指導がある。これを利用しない手はないでしょう。
閑話休題。試験は楽しいものでないかもしれない。しかし使いようによっては生徒さん自身の成長につながる。計画立案・実行・確認、修正という流れは学習だけでなく、社会人としても必要だ。今回のテストもフルに活用してほしいと心から思う。
期末試験と個人の目標と…
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