こんにちは。
先月の卒業生インタビューに続き、同じ学年の別の生徒さんに取材しました。
何度かに分けてレポートしますが、今回は
「志望校を決めたわけ」
についてお知らせしたいと思います。
この時期、各高校で説明会が目白押しと思います。
また、志望校を決めるのに迷っている人もいるでしょう。
少しでも参考になれば、幸いです。
なお、以下Qは私の質問・意見、Aは生徒さんの回答になります。
Q「さて、差しさわりの無い範囲で、通っている高校を説明してください」
A「県立H高校。普通科です」
Q「まずは普通科に決めたのはなぜか、というところから教えてもらえるかな」
A「そうですね。高校を出てからどうしたいっていうのがあったわけではないので、商業高校とか専門学科じゃないなって思っていました」
「それから何となく『大学には行きたいな』っていうのがあって『ならば普通科?』ってなっていったんですね」
Q「なるほどねえ。そうすると当然普通科の高校をいくつか見たと思うんだけれども、どんな印象を持ったかな?」
A「う~んと、兄が私立SF高校に行っていたので、そこの高校は分かっていたし、他にも複数の私立高校と県立高校の説明会に行きました」
「その時に思ったのは『私は進学する高校が自由な校風でなければ嫌なんだ』という事です」
「自分の性格を考えても、人からあれこれ言われるのが好きじゃないし『自分の思い通りにやらせてほしい!』という気持ちが強いです」
Q「そうかあ、それは第1希望の条件が決まった瞬間だね」
「ただ保護者の方からはお兄さんが進んだSF高校を勧められたりしなかったかな?」
A「それはありました。悪い考えではないと思うんですけど、説明会で話を聞いたり、友達と情報を交換すると
私立高校の場合『ウチの高校ではきちんとした高校生活を送ってもらいます』という感じが強かったです。
そうすると『私には合わないかも』という印象になってしまって、第一志望校には出来なかったんです」
Q「そうかあ、そういえば9月の塾の進路相談会で『自由な校風ならば群馬のN高校はどう?』という話をしたけど・・・」
A「一瞬、考えました。でも通学に片道1時間はかかるので、ちょっと厳しいかなって思って」
Q「そうすると第2の条件は『通学に時間が掛からないこと』ってなるのかな?」
A「そうですね」
* ちなみに彼女の通学時間は現在片道30分以下です。
Q「当然H高校の説明会には行ったんだよね。どんな印象だったかな?」
A「ゆるいなあ、って思いました。あっ、これはいい意味でですよ」
「何だか、生徒さんに学校からの圧力があまりかかっていなくて、気持ちに余裕があるように思えました」
「ただ実際に入ってみると、勉強以外は本当に『ゆるい』ので、時々『いいのかな?』って思う事もあります」
「でも勉強は『ゆるいから』って何もしないと、あっという間においていかれるので、必死にやってますけど」
Q「そうかあ、ところで他の県立高校の説明会には行ったのかな?」
A「N高校に行ってみました。でもH高校で感じたような自由な雰囲気は少なくて、私にはH高校のほうがいいかなと思いました」
Q「おお~っ、私立高校も県立高校もちゃんと複数行ってきたんだ」
「どうかな、複数だと比較して選びやすかったんじゃないかな?」
A「そうですね。説明会に行く前は『N高校は進学実績もH高校の上だし・・・』って考えていましたけど」
「行ってみたら、自分に合う、合わないっていうのがはっきり分かりました」
というところで、今回は終了です。
次回は「志望校を決めてからの受験生生活」について記す予定です。