算数・数学強化法 ④  図形は言葉の定義(意味)をしっかり把握する

不定期の更新になります。所用により来週の水曜日(5月30日)の更新が難しいため、本日としました。

 

当塾に通う中学生の1学期中間試験も本日で終了。この後6月には修学旅行、部活動の最後の大会と中3生は忙しい日々が続きます。

大半の中3生はここで部活動が終了し、7月には1学期期末試験、模擬試験と高校受験生として本格的に始動することになります。

上手く気持ちを入れ替えることができるように指導するのも、塾講師としての勤めと自負するところです。

 

 

さて「算数・数学強化法」も第4回となりました。本日は苦手な人が多い図形分野についてお話をしたいと思います。

 

図形の学習というと小学校の算数では、面積や体積の算出が主な内容になります。そこでまずはこの「面積」「体積」から話を始めます。

こう書くと「そんなの簡単でしょ」と言われる方も多いかと思います。しかし、その内容を軽視して中学校の数学で「図形が分からない!」と言い出す生徒さんは多いのです。そんな彼らを見ていると「図形の算出法の知識が曖昧になっている」ということに気づかされます。

 

例えば、そういう生徒さんに「じゃあ、円の面積を求める式を言ってごらん」と聞くと「半径X半径X3.14」という答えが返ってきます。

しかし「OK。次は円周を求める式は?」と聞くと「ええっと、半径X半径X3.14?」と言ってみたり、「半径X3.14」になったり、「円周って何だっけ?」と言い出す人もいます。

「円周」は中学1年生の数学で学習する円すいの体積や表面積を算出するのに必要な知識で、小学6年生で学習しますが、算数・数学が苦手な人は「円と言えば、半径X半径X3.14でいいんだ」という「誤った既成概念」が出来上がってしまっているのです。

 

これは円周だけではありません。小学6年生で学習する四角柱や三角すいなどの立体の体積を求める式「底面積X高さ(すいの場合はさらにX1/3)」をきちんと理解していない人もいますし、台形・平行四辺形・三角形の面積の知識が怪しい人もいます。

 

従って「図形が苦手」という人は、まず「円周」「直径と半径」「円周率」「中心角」「底辺」「高さ」「底面積」「対角線」などの図形の問題で使われる言葉の意味(定義)をもう一度しっかり確認して、面積や体積を算出する問題に取り組んだ方が良いでしょう。

 

 

 

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