英語に直結する国文法をバカにするな!

こんにちは。

前回に引き続き国語の文法の重要性を記したいと思います。

 

日本語と英語は語順が違う、という事は前回記載しました。

 

そして、勉強、取り分け英語が苦手な人は「主語」「述語」が指し示すものを説明できないという話もしました。

 

主語とは「誰は/何が」に当たるもので、述語は「どうした/どんなだ/何だ」に当たる部分です。

 

夏期講習期間中にこのことをしつこいくらいに聞かれた生徒さんは、8月の授業が始まってもこの点を徐々に意識出るような傾向が見られます。

 

例えば、単語を並べ替えての英作文でも、以前は主語と(述語)動詞の位置がでたらめ、というか日本語のままにしていた人が、

 

「英語の主語と動詞の位置はどうだった?」と確認すると「この単語の順序は違う」ということが徐々に掴めてきているようです。

 

とはいえ、あまり自主学習の習慣が身についているとは言えないので、少しずつ理解を深めたいところです。

 

「学習の理解が深まって、初めて成績が上がる」というのが自主学習、家庭学習の目的ですから。

 

 

とはいえなかなかその点を理解できない生徒さんもたまに見かけることがあります。過去の例を上げておきます。

 

例題)次の英文を日本語に訳しなさい。 「Did this movie make you happy?」

正解は「この映画はあなたを嬉しくさせましたか」になります。

 

ところが、この文の中で「主語になるのはyouだ。だからこの文は『あなたは・・・』という日本語になるはず」とした生徒さんがいました。

主語の位置にある位置にある「this movie」ではなく、自分の経験則から答えを出そうとしたわけです。

 

これではせっかく「主語と述語の関係」を学習しても、それを利用せずに墓穴を掘るだけ、という事になってしまいます。

 

このような学習が苦手な生徒さんは「勉強とは覚えるものでなく、それを使いこなすものだ」

「だから、自分の記憶に頼るのはやめること」ということを繰り返し伝えて、実践させることが重要です。

 

確かに「自分のやり方でやる」のは時間はかからないし楽ですが、学習の理解が高まらなければ無意味です。

 

このことは小学校の中学年の頃には明確になってくるので、

少しでも「うちの子は勉強のやり方が変だ」と思われた保護者の方は、早めに手を打たれることをお勧めします。

当然のことですが先延ばしにしても理解が深まることはありません。

それどころかどんどん勉強が分からなくなり、中学生になると相当な時間を掛ける必要性が出てきます。

 

小学生や1・2年生で「ちよっと勉強の内容が手に負えない」「でもどんな学習方法を取ればいいのか分からない」という人は、当塾で学習のご相談に乗ります。

 

遠慮せずご一報ください。

 

 

さて、今回は国文法と英語の学習の関係を述べましたが、次回は国文法と数学の関連性についてお話したいと思います。

 

それでは本日はこの辺で。

 

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