公立高校入試の結果発表から5日経ちました。当塾でも悲喜こもごもの結果となりましたが、まずは堂々とチャレンジをした受験生の勇気を褒め称えたいと思います。
「勝負は時の運」という言葉もあるように、努力を積み重ねても、その結果は最終的にどちらに転ぶか分からない点もあります。
今回は喜びに浸った人も、悲しみに沈んだ人も、又まだチャレンジを続ける人も、4月からの新しいステージでの活躍を目指してほしいと思います。
さて、昨年の入試直前に「内申書と入試の合計点で決まる合格者は、定員最後の一人が同じ点で複数出た場合には、その並んだ人たちは全員合格する」という話を記載しました。
では、今年はどうだったのか? 今回はその検証を行います。
まずは当塾のある埼玉県北部を中心に見ていきます。*( )内が募集定員を上回る合格者数です。
寄居城北高校(12) 本庄高校(8) 深谷第一高校(8) 熊谷高校(3) 熊谷女子高校(5) 不動岡高校(3) (注)不動岡高校は普通科(2名)、外国語科(1名)の合計
こうしてみると、熊谷高校・熊谷女子校・本庄高校のような、いわゆる「進学校」で引き続き定員を超える合格者を出す激戦になっています。
また、深谷第一高校と寄居城北高校は、例年以上の高倍率で、こちらも激しい戦い故の、定員以上の合格者となったと推測できます。
特に、深谷第一高校は倍率確定時で1.40倍と、県北で最も高い倍率になっていました。
また、その他の主要な高校では
浦和高校(3) 浦和第一女子高校(8) 大宮高校(計6) 市立浦和高校(6) 浦和西高校(8) 川越高校(7) 川越女子高校(4) 上尾高校(計9) 宮代高校(10)
等、例年高倍率となる進学校や、県北同様に今年は高倍率の争いとなった高校が、多くの定員を超えた合格者を出しています((注)上記の(計 )と記載のある高校は複数の学科の合計を表します)。
ここから次の受験生となった現中学2年生にアドバイスをすると
「倍率が気になる人もいるかもしれない。しかし一番重要なのは、入試の時に最低でもボーダーライン上で並ぶだけの学力をつけることだ。今よりも貪欲に1点を取りに行こう!」
ということになります。
現中2生が受験する2020年度埼玉県立高校入試まであと、350日。
最終的な県立高校の志望校決めの最終資料となる、最後の模擬試験まであと320日。
併願する私立高校受験の最終データとなる、中3の2学期期末試験と12月の模擬試験まではあと260日。
この日数をどう生かすかは、受験生本人と保護者の方、そして塾の協力体制があればこそです。
前回、この週末16日(土)に実施する「高校入試説明会」について記載したところ、複数のお問い合わせをいただきました。
まだ、若干席がございますので、参加を希望される方のご連絡をお待ちしております。 電話番号は0485851972です。