深夜になってしまいましたが、引き続き「理科の問題を予想する」を検証してみたいと思います。
1月のブログで私は大問2・3・4・5について、以下のように申していました。
大問2(地学)・・・時系列に並べてみると今年はO年生のOOOが出題されそうだ(塾生には中2の「気象」と伝えていました)。
大問3(生物)・・・3年連続で同じ中3の内容からの出題の可能性は低い。中1・2の内容からの出題と考えるのが自然(塾生には久しく出題されていない中1の「植物」と伝えていました)。
大問4(化学)・・・昨年は中2の原子・分子からの出題。今年はその知識の上に立脚する中3の「イオン」の可能性が高い。ただそれだけに原子・分子もしっかり復習する必要がある。
大問5(物理)・・・ここ数年学年順に並んでいるので中3の「運動とエネルギー」と言いたいところだが、インターバルのある中1の「光と音」、中2の「電気」にも目を通しておきたい。
では、実際に出題されたのは何だったのでしょうか?
まず大問2ですが「気象」でした。続いて大問3は「植物」です。更に大問4は「イオン」でした。ここまでは「予想通り」と言ってよいかと思います。
そして大問5ですが「音と電気」という中1・2年の「学年縦断型」と言える問題で、残念ながら予想的中とはいきませんでした。
それにしても生物で「植物と動物」「植物と遺伝」「動物と炭素循環」、あるいは化学で「原子・分子とイオン」のような学年縦断型問題は、各地の公立高校の入試問題でも比較的出題がなされていますが、「音と電気」という組み合わせは実例が多くありません。「音」についていえばその前に学習する「光」との組み合わせ問題は、比較的頻繁に見ることができます。
そういう意味では「受験生の考える力を見たい」という主題者の意図がはっきりわかりますし、実際試験中に思考力を向上させた受験生も少なからずいたのではないでしょうか。
というところで「理科の問題を予想する」~検証編~を終わりたいと思います。
なお、他の科目についても順次考察を行っていく予定です。
予想問題をキーワードだけ、サラッて、何の意味があるんでしょうか?少し考えて投稿された方がよいですよ。
コメントありがとうございます。
この記事は受験生とその保護者の方向けですが、詳細に書くとその部分しか学習しないという事態を引き起こすことがあるので、あのような書き方にしています。