明けましておめでとうございます。
さて、新春第一弾として「2021年3学期の中学英語は忙しい」についてお話しします。
多くの方はご存知と思いますが、この4月から中学校の学習指導要領が大幅に変更されます。特に英語については激変と言っていい内容です。具体的に書いてみると、
1.高校の内容だった「感嘆文」「原型不定詞」「仮定法」「現在完了進行形」を中学校で学習する
2.中学校卒業までの英単語は現行の1200語から、2倍の約2400語になる
3.生徒同士等の「会話」を練習する時間が大幅に増える >「読む」「書く」の時間が減少する
等が上げられます。
ここではまず「高校の内容だった『感嘆文』『原型不定詞』『仮定法』『現在完了進行形』を中学校で学習する」についてみてみたいと思います。
中学校では中1・2生の教科書を学習したのちに、文科省が出している「新学習指導要領対応・中学校外国語教材 BRIDGE」という冊子というかミニ教科書というべきものを学習するはずです。新指導要領への対応の為ですね。
ただしその目次を見ると、このテキストは18の項目で構成されています。
1時間に1項目で進めるとすると18時間、現行の週4時間の授業体制では1か月以上の期間が必要です。
そして「現在完了進行形」のように、現在中3の内容の「現在完了形」の知識が前提になっているため、その説明もしなければならないものもあります。
こう考えてみると現在の中1・2生はかなり忙しい形で3学期の英語の授業は進みます。
特に中2生は大変でしょう。中1生は新指導要領の中1の改定部分を学習すればよいだけですから。
ただ、中1・2生の3学期の英語の授業が忙しくなるのはそれだけではありません。
そのことは次回に記したいと思います。
尚、この件については以下の動画でも解説しています。是非ご覧ください。